音楽療法とは
セラピーとは、ごまかし続けてきた気持ちや心の状態、記憶と向かいあい、よりハッピーな自分になるためのプロセスです。
たとえば、エクササイズをする、という事の心メインテナンス・ケアバージョンとでもいいましょうか。`
音楽心理療法では、非言語な存在である心、思考、感情を、非言語な存在である音楽やアート、を使って解きほぐしていくことで、言語のみのカウンセリングではなかなか達する事が難しい、自分の中の深い意識への理解と対話を進めることが出来ます。
自分が気付いていないながらも長年培ってきた行動・思考パターンによって
過剰に人間関係で消耗したり、自分の悲しみや怒りに飲み込まれて、眠れなかったり、と
今 自分を悩ましているもののルーツは、自分一人では気付けない深いレベルに根付いていることがよくあるのです。
音楽療法の歴史
音楽療法(Music Therapy)とは、太古の時代から祭りや祝いの儀式などに使われ、
人々の日常に密着していました。
また、悲しみを慰めたり、不眠を癒したり、病気の治療のためにも使用されてきました。
職業としての音楽療法は、約60年前、ベトナム戦争の帰還兵のPTSD症状の治療をしていく中から
アメリカで生まれたと言われています。
言葉のみのカウンセリングでは無反応だった兵士が、
セラピストがその兵士にとってなじみある歌を歌ったところ、
反応を示したことから「音楽療法」という学問・職業が発達しました。
Guided Imagery and Musicとは
Guided Imagery and Music(以下GIM)と呼ばれるセッションは、
特別に訓練されたセラピストが、その人の内的プロセスを喚起・促進するであろう音楽を注意深く選びます。
クライアントは、変遷意識状態(深いリラクゼーション状態)で、自主的にイメージを見ます。
ユングの理論や、トランスパーソナル心理学がベースになって成り立っています。
セッションの中に、自分の意識されていない側面や、感情、記憶が耳にはいってくる音楽と繋がり、イメージになって出てきます。
自分の無意識が作り出したイメージを理解していく事を通して、自分の深いところがガラリと大きく組み変わり、
これまでとは全く新しい物の見方や感じ方、関わり方をするような自分になれます。